東京へは何十回と行ってますが全部展示会等の仕事がらみで、それでもランチとかをうまい店でと大体の予定を組みますが、時間が押して計画通り行く事は少ないです。
一人での行動が多いため、あらたまって有名店でディナーと言う訳にもいかず大抵のパターンがデパチカで惣菜を買い集め新幹線の車内でパクつくことになります。
ほとんどが日帰りでかなりの早起きで家を出るので仕事終りの夕方、本来ならさあ今からだ的な時間に体力、気力とも衰え地下鉄を一回乗り換えるのさえ面倒になり、朝の思いつきも全部うっちゃり新幹線で逃げ帰ってきます。
というわけで仕事の無い東京は今回が初めてです。浅草も初です。
スカイツリーと浅草寺、仲見世。ベタですがやはり東京一の観光名所をと思い最初に訪れました。うだるような猛暑にもめげずスカイツリーも浅草寺も混雑してましたが、車引きのお兄さんの話では先週までの盆休みに比べると人出は少ないとの事。
隅田川を行きかう屋形船や貨物船の上を東武電車がゴトゴトと過ぎていく…。
名所より何気ない風景に心惹かれるのはへそ曲がりの性格ゆえか。
Abecrombie&Fitch 銀座
やっと来れました。が期待はずれでした。日本での旗艦店(今後出店計画があるのかは知りませんが)でもっとでかいとの先入観があったせいかこじんまりした印象です。
真っ暗な店内、大音量、お客に媚びないスタッフ。とスタイルは本家アメリカと同じですがやはり日本の商習慣がポロリ出てしまう日本人スタッフの方々のおもてなし精神(良い事ですが)が垣間見れて、コンセプトを曖昧にしているように見えました。N.YソーホーHollisterみたいにもっとぶっ飛んだ、客を客とも思わないヤンチャな店を追求してほしいものです。客はつらいですが…笑
築地 安くて美味しい24時間営業の寿司屋。何軒かありました。もちろん回ってないです。
築地 lo Scoglio
今回の東京で一番楽しみにしていたロスコーリオへ。なんせ予約なしで人気店のディナータイムへ一人なら何とか潜りこめるだろうと安易な考えで突撃です。しかしと言うかやはりと言うか見事玉砕。
満席のテーブルで美味しそうに食べるお客さん達を横目で見ながらもう一押ししたけどやっぱりダメでしたが、あまりのしつこさに明日の昼も予約で満席だがオープン直後の11時ならと 予約を入れてくれました。
ナポリの南アマルフィ海岸の小さな漁村にある名店ロスコーリオで修行したオーナーが暖簾分けの形で日本に出店して1年、あっと言うまに人気店になり予約の取りにくい店に成長したが、訳あって9月に店名を変えて再出発するそうです。その最後に滑り込んだ感じですが、店名は変わっても久野シェフの料理は変わるはずも無く、むしろ看板が邪魔をしてオリジナリティが出せないならいっそ無いほうが良いかもです。
ランチは980円で5種類のパスタからチョイス、サラダ、パン1切れが付きお値打ちです。せっかく来たからと追加でアラカルトメニューから前菜盛り合わせの小(写真)を、スタッフの量が多いですよを振り切ってオーダー。
前菜にフリット2種、サーモン、野菜のマリネ等たっぷり2人分と、サラダ、ナポリ風白いボロネーゼソースとズッキーニのスパゲッティ。量も美味しさも大満足です。最後にエスプレッソでしめて2,400円。ランチとしては高いですが内容を考えると安いです。
六本木
今回仕事に追われていない東京を歩いて一番感じた事は、都市としての成熟度です。混み合った街角ですれ違うときの体の避け方だけでその街の程度が分かってしまいます。 銀座、広尾、六本木、恵比寿、渋谷、新宿、浅草、築地、新橋。歩いたのはこの辺りだけですが、マンハッタンのアッパーイースト、ウエスト、ミッドタウン、グリニッジビレッジ等のダウンタウンと同じにおいを感じました。人の多い都会で人との係わりをどうすればお互い気持ちよく生活出来るか、出入りする時見ず知らずの次の人のためにドアを押さえてくれるニューヨーカーみたいに遺伝子レベルまで達した感があります。
個人的には大阪みたいにガチャガチャした感じも好きなんですけどね。