石若駿

jazz inn LOVELY

コロナ禍でライブハウスや映画館に足を運べ無くなって、もう一年以上経ってしまった。

ライブハウスやそこを活動拠点とするミュージシャンはその影響をまともにくらった感があり、自分の店の売上減も不安だが、CDを聞くたび彼等の事が気になっていた。たぶん大きなお世話だと思うけど…。

日野さんもアメリカに帰ったままで、ツアーメンバーはどうしているんだろう。

 

ところが先日何気にテレビを見ていたら、こちらのチンケな老婆心を吹き飛ばす映像にびっくり仰天(ふるッ)。

 

日野皓正のツアーメンバー、その他多くのジャズシーンで活躍していた石若駿君がmillennium paradeのツインドラムメンバーとしてKing gnuのドラム勢喜游氏とFly with meの楽曲に参加して元気に叩いているのを発見してうれしくなり、なんか親戚の足の速い小学生が久しく会わないうちに陸上のオリンピック代表になっていたような感じで圧倒され、コロナでうつむいていた気分に思わぬ元気をもらいました。

(2017年当時 駿君のドラムセット。ラブリーにて。)

 

右)石若駿 左)江藤良人

 

日野皓正ツアー名古屋

この年は江藤君飛び入りで、駿君と交互にドラムを叩き、客も演者もゴキゲンな夜でした。

 

駿君のドラムを初めて聞いたのは、今は営業を停止した名古屋ブルーノートで、ライブハウスより広い空間をモノともせず圧倒的なパフォーマンスに心が震えたのを覚えています。

一見、街のチンピラ(失礼)みたいな風貌、小学生の時から六本木のライブハウスで叩いていたと聞くと、雑草魂で成り上がってきたと想像しがちですが、東京藝大を首席で卒業、まさに天才とエリートの合体です。

日野さんの全国ツアーに初めて参加して最初の地が名古屋ラブリー(本人談)で第二の故郷のようだと、嘘か本当か判断しかねる事をのたまっていました。おそらくリップサービスと思いますが、大阪でも同じことを言っていたといううわさがチラホラ聞こえてきます。